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じぞくのコラム Vol.1「お寺にいる人、何て呼ぶ?」

こんにちは。大泉寺寺族の奈美です。

昨年から始めたこのホームページですが、色々な方とお話しする中で、もっと色んなことを書いたらおもしろいのではないかと言っていただきました。せっかくなのでこうして気楽に思いついたことなどを書いてみようと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、冒頭で出てきた「寺族=じぞく」という言葉。あまり耳にしたことがないのではないでしょうか。

私も結婚するまでは全く聞いたことがありませんでした。

結婚式の時に、「お坊さんと結婚するということは、家族ではなく寺族になるということです。」

そうご挨拶いただいた時には何のことやらその意味がわかりませんでしたが、結婚してお寺で生活する中でその意味がわかってきたように思います。

そうはいってもやっぱり家族は家族。
お寺の奥さんである前に1人の人間。
それが私がずっと大切にしていることです。

「寺族」というのは住職以外のお寺に住む人のことを言います。宗派によって呼び方が違ったりするので、これは曹洞宗に限るのかもしれません。

寺族には副住職なども含まれますが、その中で私の役割は「お寺の奥さん」ということになります。自分の気持ちの切り替えのためにこの役割に職業名が欲しいと思ったこともあるのですが見つからないので、職業名が欲しいという気持ちを切り替えて「寺族です。」とか「お寺の奥さんです。」と言っています。職業欄は実はしっくりくる項目がありません。

お寺の奥さんと一口に言ってもそれぞれのお寺によって役割は違うし比べられるものでもありません。

私に限って言えば、ご法事の準備や掃除、それからこのホームページの更新、毎月のお知らせや行事ごとのチラシ作りなどの広報、住職が作る法話を読んで、難しい言葉がないか、私でも理解できるかどうかをチェックするなどといった、住職とお寺のサポート業務といったところでしょうか。

毎日お庭に来ている鳩のつがい。

ちなみに住職のことは「方丈(ほうじょう)さん」とか「方丈さま」と呼んだりもします。お坊さんどうしでお話しするのを聞いていても「〇〇寺の方丈さん」なんて呼び合っていることがあります。曹洞宗のお寺に行く機会のある方はぜひ「方丈さん」「方丈さま」と声をかけてみては。

なぜ「方丈さん」と呼ぶのか改めて調べてみようと思ったら曹洞宗の公式サイトに載っていたので、ご興味のある方はこちら→「住職の呼び方を教えてください」を読んでみてくださいね。

お寺やお坊さんによって馴染みのある呼び方があると思うので、遠慮せず聞いてみてもよいと思います。

私は名前で呼んでもらえたら嬉しいです。


久保井奈美(大泉寺寺族)
2001年に住職と結婚。
カトリックの高校を卒業後、服飾の専門学校、アルバイト、デザイン事務所を経て、現在は大泉寺でお寺の奥さんをしています。

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