
「意外と知らない神道のこと」講師:板橋区前野熊野神社禰宜 小泉泰司さん
2025(令和7)年12月9日(火)
13:00受付
13:30成道会法要
14:00講演
~15:30
● 参加無料(要申し込み)
● どなたでもご参加いただけます。
昨今の社会には「宗教離れ」の風潮が見られるが、正月の初詣、節分、お盆、お彼岸、七五三などのお宮参り、鎮守祭りなどには、その折に触れて、まだまだ多くの方々が神社やお寺に足を運ぶ。古来の日本民族が持っていた民俗的宗教観はまだまだ残っているようにも思う。特に神道からの宗教観の歴史的流れは仏教にも影響を与えただけでなく、日本人の生活そのものにも大いに影響を与えているのではないか。
そう考えれば、昨今の風潮は「宗教離れ」ではなく、自分の思考や行動が「宗教にねざしたものだと気が付いていない」のではないか。
しかし、改めて「神道とは、どういう宗教か?」と問われると意外と解っているようでわかっておらず、答えに窮する人も多いのではないかとも思う。
本年は神道について学び直し、私たちの思考や行動の中に、どのような影響を与えてきた(与えているか)を考えていく。
また加えて、宗教観は人それぞれの『「いのち」の価値観』にも通じるものであるともいえる。「神道」について学ぶ中で、そのことにも思いを至らせられればとも思う。
大泉寺の成道会(鹿野苑のつどい)とは
今から2600年程前の12月8日、インドのブッダガヤという地の一本の菩提樹の下で、お釈迦さまはお悟りを開かれました。このことを成道といい、この日を成道会(じょうどうえ)といいます。大泉寺では毎年この日にお釈迦さまのお悟りを慕う法要と行っていますが、その法要に併せて「鹿野苑(ろくやおん)のつどい」と題して講演会、学習会も行っています。
「鹿野苑」とはお釈迦さまが初めて説法をなさった場所です。お悟りを開かれたお釈迦さまはその教えを広く理解してもらおうと決意されて、かつて苦行(修行)を共にした仲間と向かいましたが、苦行を捨てたお釈迦さまを仲間たちは受け入れようとしません。悩まれたお釈迦さまは、そこにいた鹿たちを相手に自分のお悟りを初めて説法をされました。この説法を隠れて聞いていた五人のかつての修行仲間は、その説法に感銘を受け、すぐにお釈迦さまの最初の弟子になるのでした。この故事にならい、当山でも成道会の行事を「新しい事を知る場」、「考えたことが無かったことを考える場」として講演会、学習会を併催してきました。
◎これまでの「大泉寺 鹿野苑のつどい」
第1回(2017年)「シリアで出会ったイスラム」小松由佳さん
第2回(2018年)「教誨師~刑事施設で活動するお坊さん」曹洞宗教誨師の皆さん
第3回(2019年)「福島からの自主避難」鹿目久美さん
第4回(2020年)「性の違いって何んだろう?」よだかれんさん
第5回(2021年)「手話からのご縁」森里美さん、梅田さやかさん
第6回(2022年)「フードドライブから見えてくること~貧困と社会的孤立~」國本康浩さん
第7回(2023年)「発達障害についてかんがえる~発達障害と孤立の問題」國本康浩さん
第8回(2024年)「『戦争体験』を語り継ぐ意味を考える~平和の旅人発表会」東京純心女子中学校・高等学校の生徒の皆さん
■お問合せ/大泉寺
192-0045 八王子市大和田町7-13-1
☎042-645-9558/FAX042-656-2200



