寺報「せせらぎ」を発送いたしました。
昨年より発行を始めた寺報「せせらぎ」の第3号を発送いたしました。
ご遠方や体調などの理由でなかなかお参りにいらっしゃるのが難しい檀信徒の皆さまにも、菩提寺である大泉寺を身近に感じていただけたら、また、よくお参りにいらっしゃる皆さまにも、普段じっくりお伝えする機会のない住職や寺族の普段していることを知っていただければと思っています。
檀信徒以外でも来山された皆さまにお配りしておりますので、手にとっていただければ幸いです。
お参りの際などにご感想など伺えたら嬉しいです。
まだまだ試行錯誤中の「せせらぎ」をこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
植木屋さんにお手入れしてもらったばかりの松の木です。
私が中学生の頃の美術の先生が描いていた「樹」の絵がずっと心に残っています。樹を見上げて目に入った風景を描いたものです。学校に行っても勉強はよくわからないし、何となく仕方なく学校に行っていた私にとって、何をしても「いいね」「おもしろいね」と言ってくれる美術の先生の存在はとても大きくて、今でも樹を見上げるとその先生の笑顔や学校の中でほっとした気持ちを思い出します。今年の初めに新聞の美術展の欄でその先生がとある企画展に出展しているのを見つけて在廊の日に先生に会いに行ってきました。もちろん先生は私のことは覚えていなかったけれど、それでも先生の授業があったことがどれほどありがたかったかを伝えることができて、とてもとても幸せな時間になりました。(大泉寺寺族 奈美)