お知らせ

寺報「せせらぎ」を発送しました。

寺報「せせらぎ」第4号を発送しました。

ホームページを見る機会のない檀信徒の皆さまや大泉寺に足を運ぶのが難しい皆さまにも、当山のいつもの様子を知っていただければと考え、昨年よりお彼岸前にお届けしています。

各会にご参加の皆さまも、大泉寺にて手にしていただければと思います。

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せせらぎ巻頭
「安全と安心~WITHコロナの時代を歩む」 住職 久保井賢丈

幼少時のお釈迦様は体が弱かった事もあり、いつも老いる事や病になる事、死ぬ事を恐れながら暮らしておられました。「何故、私は恐れや不安を感じて生きているのだろう。どうしたら安心して暮らせるのだろう。」と日々を過ごしておられたのです。そんな或る日、街で凛とした出家者の姿をご覧になられ、自分も、その自身の苦しみを見定め、克服しようと出家され、悟りの道に入るのです。このようにして開かれたお釈迦様のお悟りの境地は「安心(あんじん)」という言い方もします。

今、私たちの生活は新型のコロナウイルスにより一変させられ、世界、社会は健康や経済、「いのち」の在り方にも多くの影響を及ぼし、大きな不安と恐れをもたらしています。ウイルスの脅威に緊張感が走り始めた本年の三月末に日本赤十字社から『新型コロナウイルスの三つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~』というメッセージが発せられました。この「ウイルスの三つの顔」とは「見えない敵(ウイルス)への【不安の心】」、「特定の対象を敵とみなして向ける【嫌悪の心】」、そして、それらの心に依って表れる「嫌悪の対象を遠ざけ、束の間の安心を得ようとする心」つまり「【差別や偏見の心】」です。

このメッセージの通り、その後に日本の各地で感染者や感染が疑われる人、その家族親族、更には医療従事者の皆さんやその関係者の皆さんに対する差別言動、誹謗中傷、デマの流布や風評被害、また、インターネット上での差別事象も多く見られ、こうした事実を見聞きするたびに深い悲しみを感じました。

こうした事象は「自身の『いのち』や生活が脅かされるのではないか」という私たちの確証のない不安から生まれたものです。一人ひとりが自身の安全や安心を求める事は当然の事です。しかし、少なくとも、自身の不安に駆られた気持ちを解消するために「他」を傷つけ、陥れるような行為は絶対にしてはならないのです。

今、私たちが何よりも求めるのは安全と安心です。安全とは自身の「いのち」、自分にとって大切な人たちの「いのち」が守られる事です。「いのち」を大切にする心は仏教の根幹です。安心とは人と人、社会と人との関わり合い方の中に生まれるものです。お釈迦様のお悟り(安心、あんじん)も「つながりの大切さ」である縁起という教えに気が付かれた事によって得られたものです。自身の不安をしっかりと見定め、そうした心に向き合っていく事、そして、今こそお釈迦様の教えを活かし、人と人との関係を分断する事なく、正しく繋いでいく事こそが大切です。

 

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