「絵本を届ける運動」に参加してみました。
「絵本を届ける運動」というのは、シャンティ国際ボランティア会(SVA)
が1999年より行っている取り組みで、子どもの本が足りない地域に、日本の絵本に訳文シールを貼って送り続けていらっしゃいます。
読み書きができない、絵本を読んでくれる人がいない子どもたちへ絵本を送り続けてその数は31万冊以上になるのだそうです。
曹洞宗では「一寺院が出来るSDGsの取り組み」として、この運動を積極的に支援しており、大泉寺でも早速この取り組みに参加してみました。
初めての参加で、作業にどれくらい時間がかかるのか、作業はどんな流れなのかなどわからなかったので、今回は何人かの友人に協力してもらい一緒に作業しました。
作業は日本語の絵本に、クメール語(他の言語の場合もあります。)に翻訳されたシールをハサミで切って貼って、絵本の最後のページに、クメール語で自分の名前を書いておしまい。
言葉がわからなくてもシールの上下がわかるようになっていたり、シール自体も切ったり貼ったりしやすい固さだったりと、作業しやすい工夫がしてあるので、おしゃべりしながらでも1時間くらいで出来上がります。
「だいせんじ」をクメール語で書いてみました。
来年以降はお寺の集いのひとつとして、皆さんにも参加していただけるようにしたいと思っています。ぜひ、遊びにいらしてくださいね。
(大泉寺 寺族 久保井奈美)
「一寺院が出来るSDGsの取り組み」(曹洞宗HPより)
持続可能な世界を実現するための17の目標である、SDGsは、「誰一人取り残さない」を基本理念に掲げています。これは曹洞宗が宗門を挙げて1991年より取り組んできた、「人権・平和・環境」のスローガンと合致するものであり、曹洞宗はこれに積極的に取り組んでおります。
曹洞宗が取り組む、具体的なSDGsを推進する活動として、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、SVA)との協働により、東南アジア地域の子どもたちのもとに提供してきた「絵本を届ける運動」を積極的に支援することといたしました。「絵本を届ける運動」をSDGsという観点で見た場合、17項目の目標の内、「4.質の高い教育をみんなに」が主に当てはまります。
本年は、新型コロナウイルス感染症の全世界的な蔓延により、「つながり」を意識せざるを得ない状況におかれました。人が人と会うこと、寺院と檀信徒のつながり、また、坐禅会、勉強会など寺院内の活動の場において檀信徒同士のつながりを改めて確認し、さらに 深めるため、管長猊下が告諭でお示しになられた「ともに学び、ともに願い、ともに実践する」という菩薩行の一環として、どうぞご協力ください。
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鹿野苑のつどい 「性の違いって何んだろう?」を開催しました。